無意味な研修

これまたブラック企業あるあるで、

まったく意味の無い研修を長時間やらせる

というのがあります。
研修とは名ばかりで、決して技術的なものを教えることなどなく、
(そもそもブラック企業には人に教えるような技術なんてものはないわけですし)
とにかく入ってきた人間の自我を壊し、会社の言うなりになってお金を社長のために持ってきてくれる働きアリにするのだけが目的です。

そのため、代表的な研修例としては、

・朝から晩まで意味の無い声出し
「今日も一日働かせてくださりありがとうございます!」
「お仕事毎日楽しいです!」
「24時間働きます!」
「社長のおかげで生きていけます!」
とか、馬鹿丸出しの内容を大声で叫ばせて、脳をおかしくする、という特殊研修です。
これをひたすら10時間壁に向かって叫ばせる、とかやって、のどもやられ、声も出なくなった頃には、立派に人格崩壊した廃人のできあがりというわけです。

・ひたすら穴を掘って埋める
これまたただ脳を壊すためだけの研修で、新入社員数名にチームを組ませて、グラウンドなどにスコップを使ってひたすら大きな穴を掘らせます。
そして、人が埋まるほどの大穴があいた頃に、監督役の社員が来て、またその穴を埋めさせます。
掘るのに5時間、埋めるのに1時間、など長時間かけさせ、たっぷり疲れることをさせたあげく、何の意味も無かったと知らされ、
そして、貴様らはただ上の者の言うことを聞くだけのゴミなのだと罵倒され、長時間動いた疲労もあり、心は折れ、脳もやられてきます。

・長時間の行進
ブラック企業定番、死の行軍(まさにデスマーチ)体験を研修合宿とかで行います。
水少々だけ持って、デスクワークの人なんて運動不足の人が多いのに、ひたすら数10キロ歩かされるという・・・。
最後の方、疲労と脱水でフラフラになっているところに、(車で先回りしていた)幹部とかがやさしく声をかけ水や食料を与えることで、恩に感じさせて洗脳・支配する、というブラック企業定番のやり口です。